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それぞれのワイン産地で使われてきたそれぞれの形のワイングラスを統一しようと、1968年にINAOで企画されました。片や真逆の発想から、リーデル社がソムリエシリーズを発表したのが1973年。どちらも当時としては新風だったでしょう。

INAOグラスは安い、丈夫、かさばらない、等の利点が支持され、1970年の発売から僅か10年で世界に広く普及しました。時代は変わり、2000年以降、様々なワイングラスが廉価に入手出来るようになると、標準化された規格品の利点は無くなります。

このグラスの気になるところは、やはり「国際規格テイスティンググラス」と言うネーミングです。このネーミングから受ける印象通り、「INAOグラスはワインをおいしく飲むための基準となるグラス」や「プロ用ワイングラス」等とインターネットにも多数紹介されています。しかし実際には、色も香りも味も捉え難い為、質を重んじているワイン生産現場や試飲会、レストラン等では年々見掛けなくなっています。

特にワイングラスの場合、商品名から受ける印象と実際の機能や性能は全く異なります。ブドウ品種名やワイン産地名が冠せられたグラスや、「ユニバーサル」「マルチパーパス」「オールパーパス」と言った意味合いのグラスがメーカーごとに形も大きさも異なる事がその理由に他なりません。










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by wakichi-koubou | 2018-02-18 17:14 | ■ コラム | Comments(0)