NO18 <和吉グラス ユーザー様のレヴュー>

https://www.facebook.com/rikito.shiraishi?hc_location=timeline

【泡の持続性が高いグラス】

先日久しぶりにグラスの違いによる比較試飲を行いました。

今回はスパークリングワインの泡の持続性に焦点を当てて比較。

...

泡用のグラスは大きく分けてフルート型とクープ型。

フルート型は細長い形状のグラスで泡の持続性が高いグラス。ひとえにフルート型といっても多種多様な形状があります。

クープ型は平たい形状のグラスで、「着物を着た女性のように首を見せたくない方に適したグラス」と漫画で見た気がしますが、私には理解出来ないグラスです。

写真左は一般的なフルートグラス。写真右はシャンパン用に膨らみが大きいフルートグラス・・・ではなくウチのお店で使用している和吉グラスのT-340。*「T-340」とはグラスの形状と容量を意味しています。「T-340=樽型形状-340ml」。ちなみに和吉グラスのもう一種類は「F-400=風船型形状-400ml」。

和吉グラスに注ぐワインは従来の泡用、白ブドウ品種用、黒ブドウ品種用というカテゴライズはではなく、ワインの性質でカテゴライズします。その辺の話しは今回は割愛しますが、F-340には泡も白も赤も注ぎます。

話しを戻して、写真で注目して頂きたいのは泡(気泡)の立ち上り方。勢い良く綺麗に泡が立ち上る写真左のグラスと静かにゆっくりと立ち上る写真右のT-340。泡の抜け具合は一目瞭然です。数分でその違いは歴然となります。

膨らみのあるT-340の方が泡が抜け易そうなのに何故T-340の方が泡の持続性が高いのか・・・比較試飲しても分からなかったので和吉グラスの製作者に訊ねてみました。

グラスの素材による違いが大きな理由だそうです。

最も一般的な素材はクリスタルガラスでしょう。鉛クリスタルとでも言えばいいでしょうか。クリスタルはガラスに酸化鉛を含んだものですが、鉛を入れることにより透明感、輝き、重量感、澄んだ音色に 特徴が現れます。またリーデル社によると鉛クリスタルは「肉眼では見ることはできませんが、鉛クリスタルの表面には小さな凸凹があって、そこにワインが絡みつくことでより複雑で豊かな香りが生まれるのです。」だそうです。

和吉グラスの素材はカリクリスタルです。カリクリスタルは鉛の代わりに木炭を精錬して産出した酸化カリウムを混ぜています。そして、ガラスやクリスタルに比べ、軽くて強い特性があります。和吉グラスは非常に繊細で今にも壊れそうな上品なデザインなんですが、強いんです。(どれくらい強いかはまだ検証中です。何度も何度も使って確かめるしかありません。)

そしてもう1つの特徴が表面が非常に滑らかな事!泡の持続性の高さはグラスの表面の滑らかさで大きな違いがあったのです。泡は凹凸やグラスを吹き上げた布の繊維などをとっかかりにして勢いよく立ち上るの表面が滑らかな方が持続性が高まります。

また1つ和吉グラスの魅力に気付いた日でした。

でも今回の事で疑問が1つ。

リーデル社によると「鉛クリスタルの表面には小さな凸凹があって、そこにワインが絡みつくことでより複雑で豊かな香りが生まれるのです。」

なろほど!と思ってしまいそうですが、ただコレは私の「ワインを美味しく飲む為の考え」とは反してしまいます。私の考えは「なるべくワインへの負担を与えない事」。

今後どう比較していけばまだわかりませんが、グラスの素材に着目して比較試飲をした事は今までなかったので今後はその点も勉強していこうかな。


[PR]
by wakichi-koubou | 2014-07-17 13:00 | 和吉グラス ユーザー様のレビュー | Comments(0)