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それぞれのワイン産地で使われてきたそれぞれの形のワイングラスを統一しようと、1968年にINAOで企画されました。片や真逆の発想から、リーデル社がソムリエシリーズを発表したのが1973年。どちらも当時としては新風だったでしょう。

INAOグラスは安い、丈夫、かさばらない、等の利点が支持され、1970年の発売から僅か10年で世界に広く普及しました。時代は変わり、2000年以降、様々なワイングラスが廉価に入手出来るようになると、標準化された規格品の利点は無くなります。

このグラスの気になるところは、やはり「国際規格テイスティンググラス」と言うネーミングです。このネーミングから受ける印象通り、「INAOグラスはワインをおいしく飲むための基準となるグラス」や「プロ用ワイングラス」等とインターネットにも多数紹介されています。しかし実際には、色も香りも味も捉え難い為、質を重んじているワイン生産現場や試飲会、レストラン等では年々見掛けなくなっています。

特にワイングラスの場合、商品名から受ける印象と実際の機能や性能は全く異なります。ブドウ品種名やワイン産地名が冠せられたグラスや、「ユニバーサル」「マルチパーパス」「オールパーパス」と言った意味合いのグラスがメーカーごとに形も大きさも異なる事がその理由に他なりません。










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by wakichi-koubou | 2018-02-18 17:14 | コラム | Comments(0)

[その12] 清楚なままで…

今晩は、愛しのブルゴーニュピノノワール。化粧気の無い清楚な旨味に魅せられています。久し振りに他社製のグラスと並べてみました。
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このピノノワールはヴォルネー村産です。植樹は1990年。自然酵母で、琺瑯タンクと旧樽で醸造されている為、ヴァニラ香が殆ど無い純粋なピノノワールを味わえます。また、降雨不足だったことがプラスになり、全体は清楚ですが、時間と共に凝縮する旨味と粘土っぽさを感じる事が出来るお買い得ワインです。
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どちらのグラスにも約90ml注いでいますが、グラスを通過する光の屈折により、色合いもまるで別のワインです。この2脚の比較の場合、香りも味も色合い通りに感じるのは、視覚的な影響もあるかもしれません。
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グラスに残った最後の一口は、ワインの味わいが最も崩れている状態です。ワインを注いだばかりの感想よりも、この一口の飲み比べの方がグラスの性能は正確に判断出来るでしょう。特に「清楚」なワインは、酸っぱ渋い「貧弱」な香味に変化してしまうグラスが多いと思います。

※ 和吉グラスオンラインショップ http://wakichi.thebase.in/













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by wakichi-koubou | 2018-02-13 05:33 | 様々なワイングラスの是非賛否 | Comments(0)
#湯豆腐 &
2014 BOURGOGNE ALIGOTE #chateaudelavelle &
和吉グラス【T-340】

この2014年は特に忘れられないヴィンテージになりそうです。生産者の言う「完璧なバランス」とは、醸造技術の自賛ではなく、天候とブドウ品種の相性に他なりませんが、そこに営む彼らの長い経験があってこそです。

湯豆腐にホウレンソウとピーラーでスライスした大根、少量の豚バラ肉を入れました。小皿に取ってから極少量のバターを溶かして醤油を垂らします。特にホウレンソウと醤油バターの相性は抜群で、ブルゴーニュの白ワインともご機嫌です。特に樽香を強く付けていないアリゴテは、このシンプルな味付けを更に美味しく引き立てます。
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風船形グラスに注ぐと甘い香りが増しますが、全体的に少し水っぽくなります。樽形グラスでは、味のピントが明確で、香りはグラスの中で煙っているようです。


※ 和吉グラスオンラインショップ http://wakichi.thebase.in/











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by wakichi-koubou | 2018-02-02 06:13 | 料理とワインとグラスのマリアージュ | Comments(0)